物価上昇に伴う預金リスク

私も少し前までそうでしたが、日本人は自分の資産をほぼ預金に預けています。

この日本人にとって当たり前の行為が世界基準に照らすと結構異質だったりします。

現預金、株式等、保険の3つに大別すると、日本人は約85%の資産を現預金と保険に投じています。

つまり、株式や債券、投資信託などで保有する割合は15%程度となります。

一方金融先進国のアメリカでは、現預金と保険は40%程度で、約6割は株式等で運用されています。

ヨーロッパでも3割程度は株式投資で運用されています。
株式投資と聞くと、リスク資産と考えられがちですが、

リスクヘッジ資産として捉えて投資している投資家もたくさんいます。
というのも、物価上昇(インフレ)が起こると、預金は最大のリスク資産だと考えられているからです。

物価が上昇するという事は、今まで100円で買えていたものが、110円になるという事です。

そうすると、企業の売り上げが伸び、給与も理論的には同じように上がります。

一見、ここだけを切り取るとマイナスはないように見えますが、

ストック資産である預金は何ら増えないからです。

100万円の預金が、物価が10%上がったからといって110万円になるわけではありません。

一方、株価というのは企業価値に比例して上がるので、物価が上昇して、売上、利益が伸びればそれに比例して株価も上がります。

よって、預金の実質的なマイナスを株価のプラスでカバー出来るというわけです。
町のスーパーの野菜の値段が10円上がる事で、損をした気分になる人は、

実は預金のみに資産を預けているがために実質的に損をしているからなのです。
株というのは株価という数値で得と損が分かりやすいですが、

預金の実質的価値というのは、物価の上昇率などとの関係で決まってくるので、

損をしている事に気付きにくくたちが悪いのです。

ちなみに、日本のこの先5年の物価上昇率の予測は年平均1%程度です。

関連記事

ページ上部へ戻る