怒られる人と怒られない人

昨日の記事で講師の考えをインストールするために、

何度も聞いて、何度も考えるという私の物事の習得パターンのお話をさせて頂きました。
http://tax-complete.jp/foundation/1151/

私は公認会計士時代、自分の会社だけではなく、様々な企業に監査でお邪魔しました。

経理部や上層部の方との接触が中心でしたが、バリバリで頭がキレる人も多く、

そういう人たちに仕事が出来ない部下が毎日ガミガミ怒られているのを何度も見ました。

私の上司にも頭がキレる人は多く、私の同僚でも毎日のように怒られている人はいました。

私はというと、そういう頭がキレて怒りっぽいような人からも気に入られるタイプでした。

仕事は出来るのに怒りっぽいがために誰からも敬遠されているような上司やクライアントの担当者からも私だけは気に入られる事が多かったです。

普通の部下は毎日怒られているような上司に

なぜ私だけ怒られず逆に気に入られたのか。

これも、昨日の記事に通じるのですが、思考のインストールです。

まず、怒られている人の特徴として、仕事が出来ないというのはあるのですが、

この仕事が出来ないという表現は抽象的なので、

これを紐解くと、聞いていない、観察していないという要素になります。

能力のない上司はここでは問題外ですが、

頭がキレる上司というのは仕事においては能力があるわけです。

よって、意味不明な事では怒らず、怒る合理的な原因があるのです。

例えば、指示通り(期限含む)出来ていないなどで怒られるのは当然なわけで、

指示を受けたときにしっかり聞いている事、指示を受けたときに不明点等あればそこでしっかり質問しておく事が大事です。

たまに指示を受けた時に質問する事でも不機嫌そうにする上司はいますが、そこでは心を折ってはいけません。

仕事を完遂するためには必要な質問なので、うざがられたとしてもしっかり指示を完遂出来るように不明点等あれば聞きます。

まず、怒られる人というのはこの事前で自分の理解が不十分でると感じたときの質問が出来ていないように思いました。

「怒られるのでは」と恐怖心があるのだと思いますが、最強に怒られるのは指示通り(期限含む)仕事が終わらなかった時です。

合理的に考えれば当然で、それを食らうぐらいだったら上司も事前に少し時間をとってでも質疑応答に対応する方がよいと必ず合理的に考えるはずです。

そのような事を瞬時に合理的に私の場合は判断するので、必ず事前に不明点等があれば聞いていました。

特に、新人の時には仕事の勝手が分からず、どれだけ自分の頭で考えても道筋がたたない事は多いからです。

後は、タイミングです。

上司は会社の上司である以前に一人の「人」です。

よって、性格があり、気分のいいとき、気分の悪い時は当然あります。

さらには、なぜ気分がよくなっているのか。なぜ気分が悪くなっているのか。

気分が悪いときの表情の特徴は、気分が良いときの表情の特徴は、

気分がよくなっている確率の高い時はどういうタイミングかなど、

私はひたすら上司を観察します。

当然、気分の良い時(普通の時も含む)は的確に丁寧に教えてくれ、

気分の悪いときはそれが合理的な質問であっても、簡単に答えられて終わってしまいます。

さらには、気分の悪いときの質問は空気が読めないヤツというレッテルも自然と貼られてしまい2倍損します。

私は上司を観察する事により、急を要する事でない限り、上司の機嫌が悪くないタイミングでいつも質問をしていました。

この「聞く」と「観察」するという事を如何に行うかにより、気に入られる部下になるか怒られる部下になるかの分かれ道だと思います。

これは、上述の通り思考のインストールで、上司の思考をインストールする事に最初に私は注力するので、上司の気分を損なわないように立ち振る舞う事が出来、

多くの空気が読めないというレッテルを貼られる部下に比して重宝されていたのだと思います。

今は誰かに怒られるというのはないですが、

これは何か物事を学ぶときにその分野での「師」の思考をインストールして自分の中でのその分野の手法を昇華させる事に大いに役立っている気がします。

是非、「聞いて」「観察する」という要素を大事にしてみて下さい。

ただし、受け身だけでは自分の思考では限界なところもあるので、適宜質問などをしてタイムリーに物事を解決して行きましょう。

「師」をうまく使ってしっかり自己成長していきましょう。

P.S.
私は上司に「お前は黙ってろ」とクライアントとの会議中に一度罵倒された事があります。

私が発言したときは、上司がクライアントに監査結果を合理的に説明している時だったので、そこで部下がそれを遮るような発言をするのはその上司にとって怒りポイントであるという事は重々理解していました。

ただし、上司が説明している中で明らかな誤りがありました。

内部的な情報交換の場だったら、上司のプレゼンを遮ってまで言う事はないと思ったのですが、

そのプレゼンはお客様である監査対象の会社に向けてのものであるので、優先すべき利益はお客様がしっかり正確な情報を受け取るという事です。

よって、私が罵倒をされるかどうかというのはその場では無意味で、お客様がしっかりとした情報を受けられる事が最優先されるべき事だと思ったから発言をしました。

内部的な会議でお前は黙ってろとかいう上司はいると思いますが、

お客様との会議中にそういった発言をするような上司なので、如何に怒りっぽいかが分かるかと思います(笑)
(そのキャラをお客さんである会社側も全員理解しておりそれも受け入れられているのでそうい意味でもすごいなと思っていたのですが)

ただ、その上司はその後自分のプレゼンのミスに気付きそれを修正して、クライアントに説明をしたので私もよかったなと思った次第です。

又、その後その上司は私に「悪かったな」と謝ってきました。

怒りっぽい上司ではありましたが、この上司は私が会計士時代最も尊敬する上司でした。

この上司にだけは最初の頃メチャクチャ怒られたのですが、

常に怒るポイントは合理的で要領を得ていて、理不尽さは一切ありません。

さらには、自分が間違いだった事はいつでも後から部下に対してでもしっかり謝れる気概を持っており、何より誰よりも仕事をしているのを目の前で見ていたので、

この人はすごいなと常々思ってました。

仕事に対する姿勢、やり方、考え方などは今も一番影響を受けていると思います。

このメールを読んでいる方は部下を持つ立場の人も多いと思いますが、

上司だからこそ、お手本として誰よりも仕事をして(量、質共に)、部下に注意すべきところでは合理的な理由によりしっかり注意をし、自分のミスだった場合には部下であろうと素直に謝る。

この3要素は自分の基に優秀な部下が集まってきたり、優秀な部下が育ったりするポイントだと思います。

私が尊敬する上述の上司は、仕事の鬼のように普通の人から敬遠されていましたが、

その上司が構成するチームには、いつも仕事が出来る優秀な部下が集まっていました。

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