長期投資

来年から長期投資を始めようと今コツコツと勉強しています。

株や債券、不動産、外貨、コモディティなど投資対象物はたくさんありますが、

短期に比べリスクは低いと言えどやはり長期においてもリスクとリターンの関係はトレードオフなので、勉強は必須です。

例えば、株と債券(社債等)を比べた場合、一般的には株の配当利回りの方が債券の受取利息よりも高くなります。

これは、株の場合には元本保証はなく将来そのときの株価で決済する事になるため、購入時より株価が下がるリスクもありますが、債券については元本保証であるため、その企業なりが倒産しない限り投資元本が必ず返ってきます。

さらには、残余財産の分配順位も債権者の方が高いため、

例えばその投資先企業が倒産した場合、そこに残った資産については、債権者への返済が優先され、株主は後回しにされます。

その意味でも債券の方がリスクが低く、株の方がリスクが高いため、配当利回りの方が債券の受取利息よりも高くなるというわけです。

ただ、ここまでは、一般常識の範疇なので、知識で知っている人も多いと思います。

実際に投資をするとなると、当然そういった概論だけでする事は出来ません。

なぜならば、株も債券もその企業が倒産して資金がショートしたら、返済するお金がないという事なので、1円も返ってこないリスクが究極的にはあります。

よって、倒産する可能性がある企業にはいくら利回りがよかったとしても投資してはいけないという事になります。

さらには、長期保有を考えると、投資したときはよかったが、途中で倒産リスクが出て来たという場合にはいち早く撤退する事を検討する必要もその都度あります。

ここで、日本の上場企業だけでも4000社程度ある中で、どの企業が今倒産リスクが高いか、もしくは、倒産リスクが高まっている企業かの情報をどうやって知るかご存知でしょうか?

短期投資は、デイトレの場合には1日で売買が完結しますし、スイングであっても最長1ヶ月程度なので、その間に投資先企業が倒産するという事は可能性としては低いですが、

5年、10年などの長期で考えると、どの企業にもそういったリスクはあります。

よって、こういうところが短期投資と長期投資では全然視点や考慮事項が違ってきます。

テクニカル分析だけでは長期投資は絶対無理なのです。

ちなみに、倒産リスクがあるかどうかというのは、上場企業であれ有価証券報告書(四半期報告書含む)の継続企業の前提という箇所に、

企業の継続について疑義があるかどうかを監査法人が判定した結果が出ています。

これによって、その企業を監査した独立した第三者の専門家(公認会計士)が倒産リスクがあるかどうかの判定を公表しています。

又、これは日本だけではなく、国際会計基準で規定されているので世界共通です。
*英語では「Going concern」と書かれていたりします。

こういったように、長期投資をする上でその企業の実体を知る為には、その企業の財務諸表(決算書)などを読んで、リスクや成長性を検討するのが基礎だったりするのですが、

これは、普通の人がすると用語などが難しくとっつきにくいと思います。

が、私は知識としてはもちろんの事、実務としても企業監査を行ってきたので、

こういった書類の読み込みや、判断がメチャクチャ得意だったりします。
*というか、その書類が適切かどうかを判断するプロが公認会計士なので当たり前と言えば当たり前ですが。

さらには、今は自分でビジネスもやっているので、有価証券報告書などでその企業の業務内容などを読む事によりその企業の成長性やビジネスのうまさなども、

会計士だけをやっている頃よりも格段に今の方が分かります。

よって、企業分析は長期投資の1つの分野ではありますが、メチャクチャ面白く、やはり私は学問としては、こういう会計学というのが好きなのだなと改めて感じました。

なお、ビジネスや短期トレードなどで1億円を築いたとしても、

それをしっかり運用出来なければ、働かずに年収500万とかは無理です。

ゆえに、この長期投資は全ての人にとって重要になってきます。

宝くじで億万長者になった人は破産する確率が高いなどと巷では言われますが、

「長期投資=リスクゼロ」ではなく、むしろ継続企業の前提に疑義のある企業などに対する投資などは超ハイリスクなので、

無知に運用する事ほど危険な事はないのです。

「ビジネスや短期投資」と「長期投資」というのは知識や考え方が違うので、やはりどれだけ稼ぐ能力があったともて運用するためにはそこは勉強しないといけないのです。

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