迷う理由

短期投資において、テクニカル分析と呼ばれる所謂過去の賢人達が生み出した分析指標というものを使って相場を判断する手法があります。

現代においては、インターネット上でボタン一つでそれらを自由に表示出来ますが、ネットがないそれらの指標を生み出した人達は全て、手書きでそれらのデータを取り、一つの手法を構築してきました。

ゆえに、一見便利なようで、現代の方が有利に感じますが、手書きで試行錯誤するという作業はその手法を深く理解する事に役立ち、より適切に使いこなせるようになるという意味では、やはり生み出した人の方がその分析指標はうまく使いこなせると考えます。

そんな事を考えながら、分析指標やその裏にある考え方に思考を色々巡らせると、値幅だったり、トレンドだったり、その分析指標が意識する場面は様々ですが、一様に優れた分析指標ほど、意識しているものがあります。

それが、「時間感覚」です。
相場は上げ下げを繰り返すというのは不変の事実ですが、大きく動いていったり、トレンドが変化するまでには、一定の時間がかかるという事が共通認識であるように思います。
100年前ぐらいのアメリカの伝説的な投機家で、ジェシーリバモアという人がいるのですが、この人は4度の破産を経験して、いずれも復活しているという事で有名です。
(破産したのはいずれも自分を信じきれず他人(自分が尊敬している金融家など)の助言を聞いた事が原因で、投機家としての能力は一級品です)

100年前において、この人が最終的に行き着いたのが、相場の流れには上昇トレンド、下降トレンド、ナチュラルラリー、セカンダリーラリー、ナチュラルリアクション、セカンダリーリアクションという流れがあるという事です。

呼び名はこの際どうでもよく、大事なのは、常に上昇トレンドがくると思ってはいけないし、上がっていくにしても必ず押し目とよばれる調整を経て上がるなど、今がどの時間帯なのかという事に重きを置いてトレードしなければならないという事です。
これは、私もトレードをやっていて物凄く共感するところで、今の相場がどういった地合いなのかというのをうまく把握できるという事が、トレードにおいては重要で、さらには、今の地合いの次はどういった相場が来るのかというのが分かっているのかが利益を出すためには重要です。
教科書的に、こうなったらこうなるという事が書かれていますが、リアルな相場では当然そうならない事もあります。

そうならない時には次はどうなるかというのが分からない時は、じっと観察します。

そすうると、答えが出ます。それをスクリーンショットなどして記憶に留めます。

その繰り返して、次同じパターンになっときは、過去の残像を呼び起こして、適切に対応する事が出来るようになります。
ゆえに、100年前も今もやっている事はそんなに変わらず、無数のチャートパターンの中から、確率の高いものを引き出し、その方向にかけていくというものです。

そのパターンが外れたと同時に次の確率の高いパターンが瞬時に浮かべば、トレードが面白くなってきます。

そこまでは苦痛ですが、一度こういった感覚を覚えれば、幾重にも広がっているように見えたパターンも分かりやすいいくつかのパターンに限定されるという事に気づきます。

重要なのは、後からそのパターンだったかと分かるのではなく、一歩前にそのパターンである事に気づく事です。

これは泥臭いですが、何千、何万と相場を見て、研究して慣れるしかないと考えます。
プロのスポーツ選手などで、練習で出来ない事は試合で出来ないので、練習を一生懸命やるという考え方がありますが、

相場はもっとそうで、常に将来が1mmも分からないので、過去からのパターンを自分で引き出す以外選択が取れないからです。
これは、人生においても共通すると考えており、将来は常に分かりませんが、過去の経験があれば迷う事なく決断できます。

が、経験のない事は迷う事が多く、なかなか決断する事が出来ず、機を逃す事があります。

よって、そういった場合には、勉強や経験を積んで、迷いを払拭できるほどの努力をする必要があると考えます。

結局、頑張った人にしか結果は付いてこないという単純な結論に行き着くのですが、そのポイントは決断に迷いがあるかどうかで判断出来るという事です。

迷いがある内に行動するのは、まだ勉強/経験不足である可能性が高いという事です。

もちろん、行動する事により経験値もつくので、100%迷いがない状態というのはないですが、事前にやれるだけの勉強はやる事は不可欠であると考える次第です。

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