長期投資において資産を構築する鍵

アメリカのベンチャー企業向けの株式市場であるNASDAQ(ナスダック)の総合指数が8000ドルを突破し史上最高値を付けました。
http://tty1.jp/l/m/tg1ZEEKcU7D9UQ

上記は10年チャートですが、こんなきれいな右肩上がりのチャートというのは、様々な投資対象の中でアメリカの指標でしか見た事がありません。

それぐらいアメリカの株式市場については、世界から信頼されており、お金が集まるのはもちろんの事、優秀な人材が、自由な発想の元、新しいビジネスを生み出せる環境があるという事です。

ただ、大昔からこういう状況だったかというと、今から30年前のバブル絶頂だった頃は日本の企業の方が世界から評価されていました。

以下は、平成元年と平成30年(今)の世界の時価総額ランキングが企業別に掲載されたものの比較です
http://tty1.jp/l/m/xIIipAUi5UsPut

これを見ると30年前は世界の時価総額ランキング上位50社の内、32社もが日本の会社でした。

ゆえに、世界から最も評価されていたのが日本という時代が間違いなくあったという事です。

が、今となっては、上位50社の内、日本の企業は1社しか入っていません。

日本人としては、何とも残念な感じになっていますが、この一番の原因は、当時は新しかったインターネットビジネスに特化した企業が、生き残れる環境が出来ていたかどうかだと思っています。

というのも、現在のトップ5はアップル、アマゾン、グーグル、マイクロソフト、フェイスブックでいずれもIT企業です。

日本においてもライブドアなどが過度な規制を受けず、成長していったら、また違う結果になっていた可能性もありますが、そういう新しい企業が受け入れられる体制が整っておらず、ここまで差が開いてしまったのだと思います。

そして、ここからが重要ですが、この30年で世界の時価総額ランキングの上位企業がガラッと変わってしまったように、ここから30年でも同じ事が起こる可能性は高いです。

現在のトップ5のアップル、アマゾン、グーグル、マイクロソフト、フェイスブックは、情報を握っているし、豊富な資金もあるので、現時点では安泰なように見えてしまいますが、ここから30年でこれらの企業が全て上位からいなくなるというように考えるのが自然です。

というのも、企業を運営したり、規制を敷いたりするのは全て人なので、30年も経てば第一線で働く人が総替りします。

そうすると、勢力図が変わると考える事が自然だからです。

又、人は常に進化します。親より子供の世代の方が優秀ですし、子供の世代より孫の世代の方が優秀になります。

これは、統計的に、優秀な人同士の交配で子孫が残されていくという遺伝的なものと、新しい世代は、それまでに生み出された全てのものを当たり前のものとして捉え、それを土台として次の進化を考える事が出来るという環境的なものがあります。

空飛ぶ車だったり、宇宙の個人旅行だったり、自動運転だったり今想像出来る事というのは全て実現されていくと思います。

そして、今はあまり実用化はされていないですが、非中央集権的で、コストがかからず、高速で送金出来、安全性も担保されるという、新しいお金の概念も必ず世間にインターネットと同じ感覚で浸透していきます。

こういう時代の変化に応じてお金の集まるところが移動していくので、次にどこにお金が集まるかを考えて投資して待っておくというのが、長期投資だと考えます。

もちろん、実際に投資するとなると、例えば自動運転の技術が必ず実用化されると分かっていても、どこの企業がそれを実現するのかを見極めてお金を投じる必要があり、かつ仮に企業が特定出来ても、それがいつなのかまで特定する事は出来ません。

というように、時代の変化に沿ったビジネスや投資対象物というのは必ず評価される時が来るので、それを見極め、まだ評価される前に投じてひたすら待つというのが投資スタンスとしては重要だと考えます。

そういった意味で、日本の企業でも1部上場ではなく、マザーズやジャスダックなどの新興市場の中に、新しいビジネスをやっている会社はたくさんあり、そういったところから投資対象を見つけたりする事はお勧めです。

いずれにしても、今評価されているものではなく、これからの時代を作る企業なり技術でまだ評価されていないものを見つけ出せるかどうかが長期投資において資産を構築出来るかどうかの鍵になると考える次第です。

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